「Loop Plasticプロジェクト」では、新しいケミカル・リサイクル方法をご提案します。
当社の『WTEシステム』の基盤となっている「BTLシステム」を活用し、廃棄プラスチックからバージンプラスチック
を生成する画期的な新技術です。
「BTLシステム」とは、「Biomass To Liquid」の略称で有機物から石油代替油を製造する技術 (Fisher-Tropcsh合成:
FT合成)です。
FT(Fischer–Tropsch)合成は、水素(H2)と一酸化炭素(CO)を触媒によって炭化水素を生成する画期的な新技術です。
当社、㍿マイクロ・エナジーの「BTLシステム」で使用する原材料は、廃棄プラスチックなど一般家庭ゴミを含む有機性廃
棄物から電気や自動車用の「石油代替燃料」の製造が可能で、ナフサやメタノールなどを合成して「持続可能なプラスチ
ック製造」の最先端技術です。
当システムは焼却による「CO2排出」が極めて少なく、廃棄物をリサイクルする上で最も環境に適合した技術です
当社は5年間経済産業省や環境省から補助金交付を受けて開発を行い、バイオマスから軽油代替燃料の製造に成功してお
り技術的に確立しています。
プラスチックは身近な日用品や繊維製品、また電気・電子製品、自動車、建築資材まで様々な用途で使われている。その使いやすさと手軽さで日常生活に
は、欠かせないものとなっています。 しかし、近年プラスチック製品は「環境・社会問題」の根源となっています。特にプラスチック製品使用後の問題で
す。2018年から世界最大の廃プラスチック輸入国であった中国が輸入を禁止して以降、世界中で行き場を失った廃棄プラスチックが各国に滞留し日々増加
している。また海洋プラスチック汚染問題も世界で問題視されています。
このためプラスチック製品使用を控える動きが世界中に広まり、小売・飲食業等ではレジ袋の有料義務化や容器包装を生分解性プラスチックなどへの切替が
みられます。
近年、世界的にも日本国内でも、従来のエネルギー需給構造、特に電力の需給構造に革新的な変化を及ぼす可能性の高い、いくつかの流れが起こっています
具体的には、
①太陽光発電コストの急激な低下、
②デジタル技術の発展、
③エネルギーシステム改革の進展、
④再生可能エネルギーを求める需要家とこれに応える動き(RE100、SDGs等)、
⑤多発する自然災害を踏まえた電力供給システムの強靱化(レジリエンス向上)の要請、
⑥再エネを活用した地域経済への取組、といった変化です。
加えて足下では、10年間のFIT買取期間の終了を迎えた住宅用太陽光発電が令和元年11月から順次出現し始め、新たなビジネスモデルを構築するチャンスとなっています。
こうした構造変化により、「大手電力会社が大規模電源と需要地を系統でつなぐ従来の電力システム」から「分散型エネルギーリソースも柔軟に活用する新たな電力システム」へと大きな変化が生まれつつあり、需給一体型の電力モデル(分散型エネルギーモデル)の普及をより一層促進することが求められています。
(経済産業省 資源エネルギー庁 ホームページより)
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